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クライミング技術

セルフレスキュー @応急処置

事故を起こしたいと思う人は一人もいないと思いますがそれでも事故は起きてしまいます。そんな万が一のときのためにここに書いたレスキューの方法を頭の片隅に入れておいてもらえればと思います。 ここでは応急処置について詳細を書いていきます。レスキューについての基本的な部分はこちらに書いてあるのでここから見てください。 → セルフレスキューの方法 セルフレスキューにおける応急処置は、自力下山や自力搬送をするた […]

Xスタックの科学

クラックのサイズが広がってTスタックやIスタックが決まらなくなったら徐々にXスタックに移行します。実はIスタックとXスタックの技術はグラデーションでつながっていて非常に似ているのですが、Xスタックの独特な力の入れ方もあるので別項目で書いてみました。 ここで書くXスタックが一般的な名称なのか私達の周りでしか使わないのか私にはわかりませんが、ここではXスタックで統一して説明していきます。 基本動作 ・ […]

T(I)スタックの科学

時間が空いてしまいましたがジャミングの科学をまたぼちぼちと書いていきたいと思います。今回はワイドの足技第2段としてT(I)スタックのやり方を書いていきたいと思います。これはヒールトウジャムを使ったリービテーションのようなものです。 Tスタック Tスタックと言う言葉のイメージから、足を上から見た時にT字型になるのを意識してしまいがちです。でも私の感覚では横から見た時の形の方が大事だと思うんですよね。 […]

ヒールトウの科学

瑞牆のよろめきクラックをヒールトウジャムを使えるようになったときの衝撃は今も忘れません。今まで必死で登っていたセクションが歩くように登れてしまうのです。このヒールトウがバッチリ決まるサイズでは、ワイドクラックの科学で書いた上半身と下半身の尺取り虫など必要なく、そのまま歩くようにスルスルと岩の中を登っていくことが出来ます。 ヒールトウはつっかえ棒の乗っかる感じ ヒールトウジャムはいろいろな流儀がある […]

ビレイグローブのすすめ

私がビレイグローブを使うようになったのは2003年の秋のことでした、それにはきっかけがあります。 オンサイトトライで順調にロープを伸ばしていった友人、ギリギリのセクションを越えてクリップ体制に持っていった直後のことでした。 うぎゃ〜 核心を越えてクリップ体制に入った途端、なんと不意にたぐり落ちしたのです!!! 突然の衝撃で右手を持っていかれる私。気合でフォールを止めたものの、右手のお肉をビレイデバ […]

事故対応における緊急連絡

事故を起こしたいと思う人は一人もいないと思いますがそれでも事故は起きてしまいます。そんな万が一のときのためにここに書いた事故対応の方法を頭の片隅に入れておいてもらえればと思います。 ここでは緊急連絡について詳細を書いていきます。基本的な部分はこちらに書いてあるのでここから見てください。 → セルフレスキューの方法 緊急連絡をするの? クライミングで事故を起こしてしまった場合には、要救助者の意識があ […]

クライミングで使用する救急セット

クライミングで怪我をしないように注意するのは当たり前ですが、それでも怪我をしてしまうことがあります。そんなときのために最低限の救急セットを持ち歩きましょう。 このあたりも関連するのでよければどうぞ → セルフレスキューの方法 クライミングの場面では打撲捻挫擦り傷と虫刺されが主な懸案になるので、私の場合はそれらに対応しやすい最低限のものを救急セットとして持ち歩いています。 救急セットの中身 私の持ち […]

グリグリの科学 リードビレイと繰り出し

グリグリシリーズの第二弾です。前回の記事でグリグリの安全な使い方は「いかに右手でロープをしっかりと確保するか」であることは理解してもらえたと思います。しかし実際にリードビレイをすると(特にクライマーが素早くロープを手繰ると)誤作動でグリグリがロックすることが頻繁にあります。 ここからは、繰り出しのロックを回避しつつ安全にビレイする私なりの方法を書いていきます。 ここに書いてあることはあくまでもir […]

グリグリの科学 基本編

旧iron日記でもたくさん読んでいただいたグリグリの科学をまとめてCrackClimbing.netに移行したいと思います。これを読む前に、まずは説明書を読みましょう!ここに書いてあることはそれ以上の部分についてのironの考察です。 あくまでも考察なのでメーカーのように絶対的な正しさも担保されませんし、ここに書いた情報を元に事故が起きたとしてもironは一切の責任は持ちません。オウンリスクでお願 […]

ワイドクラックの科学

クラックがフィストサイズよりも広くなると片手でジャミングをすることが困難になってきます。このような幅の広いサイズのクラックをワイドクラックと言います。手先の保持ができないため通常のクライミングでは使わない腕や太もも、肩や腰など全身を使って登っていく特殊なクライミング技術が必要になる悩ましいサイズです。 フィストサイズ以上をワイドクラックと一言で言い表していますが、その一言でカバーする範囲は広大です […]