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クライミング技術

フィンガージャムの科学

クラックを狭い方から観察するとリスから始まりワイドへと至ります。リスから始まった狭いクラックが広がって指の関節が入り始めればやっとジャミングが効き始めるサイズになります。このサイズがフィンガーサイズで、使用するジャムがフィンガークラックになります。 フィンガージャムは関節付近の膨らみを引っ掛ける フィンガージャムは9個ある指関節をいかに上手くクラックに引っ掛けるかが勝負なのですが小指の第一関節は厳 […]

フィストジャムの科学

フィストはクラックに拳を入れて握り込むだけの単純明快なジャムです。 直感的で誰でも簡単に使えるのですが、対応幅は狭く筋力もそれなりに使うので極め続けるのはしんどいジャムです。 私はフィストジャムに関してはボトミング系2つと握り込みによるジャムの合計3つの方法に分けて考えています。 今回はこれを一つづつ説明していきましょう。 握りこみによるジャム 一番オーソドックスなフィストジャムです。ゲンコツを握 […]

タイトハンドの科学

ジャム筋は入るけどちょっと間違うとシンハンドになってしまう微妙なサイズのタイトハンド。決まってしまえばバッチリ保持できるのですがちょっとしたコツがあります。 手首の厚み まず人間の手の特徴として一般的に掌よりも手首の厚みのほうがあります。なのでタイトハンドサイズのクラックに手を真っ直ぐにした状態でジャムを決めようとすると手首のほうが先につっかかってジャム筋は入りません。 青い部分がクラックの中を表 […]

ハンドジャムの科学

ジャミングはハンドに始まりハンドに終わると教わってから幾年月、私はまだ終わるところまでは行き着いていないのですがハンドジャムが決まらないと始まらないのは確かです。 ここでは基本通りのボトミング系と筋力で止める系統の2つを中心に書いていきたいと思います。 ハンドジャムの基本 初めに覚えるべきはジャム筋を使ったハンドジャムです。これを覚えてから、並べか脱力できるようにボトミング系の技術を取り入れていく […]

ジャミングの科学-基本と目次

iron日記で人気だったジャミングの科学をこちらのコーナーでまとめました。2010年に書き始めてから10年の歳月が経ち、その間に私自身の技術もアップデートされているので増強修正してまとめてあります。ここでは個々の細かい技術ではなくジャミング全体に関する基本的な考え方などを書いていきます。 ジャミングには形状で決めるボトミングタイプと筋力で決めるタイプがある 外岩でクラックを観察するときれいな割れ目 […]

懸垂下降を考える

懸垂下降は本当に事故が多いんですよね〜技術的にはシンプルに思われていますが実は奥深くそしてミスに対する許容範囲が非常に狭いのが懸垂の特徴です。 懸垂の絡みで私も非常に悲しい思いをしました。ミスを減らして事故を起こさないようにしたいものです。 さて、懸垂下降はが奥深いと書きました。それは、セットやロープの捌き、回収やトラバースなどなど多種多様でその状況に合わせてどんな技術で下るかを判断することが思っ […]

絶体絶命! の練習 その3

またまた間があいちゃったけど引き続き救助講習の考察、今回はギア編です。 講習を実際に受けてみて気になったのは私のようなフリークライマーと使っているギアがずいぶん違うところです。 じゃ、実際に何を使ってるの?って言うとスリングでしょ安環でしょそれから・・・それだけ?(^.^; 書くのに困っちゃうほど普通に持ってるものなんだけどそれを上手く使って色々な作業をこなしてました。 写真なんかでもそうなんです […]

絶体絶命! の練習 その2

ちょっと間があいちゃったけどこの前のレスキュー講習の続きでフリークライマーに想定される部分だけまとめ&考察です。 ・シングルピッチでクライマーにアクシデントがあったときこれはロアーダウン一択です。振られて地面に戻れないルートは別だけど普通にロアーダウン出来る状況ならまずは地面に下ろすのが正解。 人を一人持ち上げるのは絶望的な労力です。タイヤ一ヶでも超大変だったんだよ〜w ・マルチピッチでトップにア […]

絶体絶命! の練習

夏にアニマルさんに誘ってもらった救急法講習会に引き続き神奈川山岳連盟の遭難救助講習会に参加させてもらっちゃいました♪ 私が参加したのは救助講習の中の「岩場登攀救助」のBチーム。前回もここの講習は密度が高いと思ってましたが今回はそれ以上!脳みそもパンパン、筋肉もパンパンw うんしょ うんしょ アップでプルージック登り それから振り分け懸垂して1/3システムを作ってタイヤを持ち上げてロープ連結ロアーダ […]