アッパーラバー改造

インバージョンはシューズに悪いですよね〜この前も瑞浪でシューズを2足ほどぶっ壊しちゃったので、ちまちま修復してるironです。私は以前からアッパーラバーを貼ってシューズの痛みを軽減させているのですが、インバージョンとは相性が悪いようでどうしてもベローンとめくれてきてしまいます。

→ クラック用クライミングシューズにアッパーラバーを貼る

今まではアッパーラバーが剥がれても良いように、大量にシューズを持っていったりしていました。今回はちょっと方針変更して、壊れない用にシューズの改造方法を変えてみようかなと♪

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痛む場所と原因

インバージョンは写真のようにひっくり返ってシューズにぶら下がるようなムーブで登ります。シューズ的には踵とつま先〜足の甲をクラックに橋渡しして引っ掛けてぶら下がるのですが、ちょうどランドラバーとアッパーラバーとかが剥がれる方向に力がかかるんですよね〜

アッパーラバーを貼ってないTCProはランドラバーがベローンと、、、

アッパーラバーを貼っている私のシューズはランドは守られるもののアッパーラバーがペローンとなっちゃいます。

これを防ぐためにセカキタ流テーピングなどの方法もあるのですが、テープが破けて突然落ちるっていう罠も。。。

そしてもう一つの問題は、シューズの本体も岩と擦れて穴が空いてきちゃうことです!

このあたりで体重を支えているっていうことなんでしょうけど、接着剤を塗ってカバーしていてもあっという間に削れて本体もぼろぼろになってきちゃいます。

UP-RISE PROの衝撃

そんなこんなで先日履かせてもらったUP-RISE PROが登場するわけです。

比べた写真を見てみましょう。ちょうど擦れる部分がラバーで覆われていて、これならば縁からベローンとアッパーラバーが剥がれることもなさそうです。

これはいいかも! 良いところはサラッと真似して、同じような感じに改造してみましょう♪

貼ってみた

新しくアッパーラバーを貼るときは足の甲とソールの剛性バランスや、つま先の抑えなど色々と考えることがあって一発でうまくいくことはまれです。失敗しても良いように古めのシューズをぺろっと改造してみることにしました。

今回はかなり広い範囲でソールを貼る必要があるので、今までのようにリソール時にもらった廃棄ソールではサイズが足りず再利用できません。取り寄せたステルスのランドラバーをカットして使用することにしました。厚さ1mmといつものアッパーラバーよりも薄めですが、それが吉と出るか凶と出るかは実際に履いてみて判断でしょうかね〜

よっしゃ〜完成!ということであっという間に完成写真です。ちょっとわかりにくいけどアッパーラバーがかなり足首側まで伸びています。

ここまでラバーでおおうと紐靴の意味が。。。なんて思っちゃいますね。カタキのベルクロ版のオタキを改造する方向のほうが現実的なんでしょうかね〜? とまれ早速足を入れて入れてみましょう。

やばいこれ!

ピチピチに貼ったラバーのおかげで拘束感が半端じゃありません。スクイーズチムニーに嵌って身動き取れなくなったような幸せ感と言えばよいのでしょうか? 

今回はワイド用にアッパーラバーを改造したのですが、カタナレースと比べるとアッパーラバーの厚み分今回のほうが全体の厚さも減っていて、シンハンドあたりのサイズも強くなっている可能性がありますね♪

これだけ広範囲にラバーを貼るとつま先を曲げたときに赤矢印のような皺部分に痛みが出ることが多いのですが、運良く今回は出ませんでした。

軽くテスト

東京で唯一のアメリカンドリーム対応クラックがあるironWallでテストしてみたところいい感じ♪

シューズが削れてだめになる部分がバッチリとラバーでカバーされてます♪ 写真だとちょっと白くなってる部分なのですが、ここがラバーになったおかげてフリクションも多少上がったかな?

後は岩とあたる場所がアッパーラバーの縁よりもつま先側なので、ペロッと捲れることも少なくなるでしょう♪

しばらくテストしてみて良さそうなら、他のシューズもこのアッパーラバーにしてみようかな〜