クラック用シューズチェック@2021

ここ10年くらいカタナレース〜カタキとカタナラストのシューズを一途に履き続けて来たironです。このシューズは私の足型によくあって、つま先の具合はすごくいいんです。でも、インバージョンではトウラバーは剥がれるしヒールは脱げて来ちゃうし、困っちゃう部分もあるんですよね〜

この前はカタキを改造してトウラバー側はいい感じになったのですが、ヒールが脱げるのは如何ともし難い!ってことで弱点克服のため新しいシューズを買いにカラファテに行ってきました。値段的には個人輸入とかNet通販とか安く買う方法は色々ありますが、新しいシューズを買うときは色々と分かってる人の話を聞きたいからカラファテでフィッティングしてもらうことが多いのです。

→ カラファテ

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TC-Pro

クラックの鉄板シューズTC-Pro、みんな持ってるTC-Pro、でも私は買ったことありませんw 今まではつま先の立ち上がりが急すぎてフィンガーに弱そう〜って思っていたのですがインバージョンでは無類の強さを発揮するシューズです。

カラファテの説明を見てみましょう。フムフム金で解決TC-Proね ←理解雑!

ためし履きしていると隣から喋るクライミング事典のジャックさんが怒涛のトークをしてくれます。ざっくり意訳すると、、、

・母趾側の補強が強すぎてそこが痛いんだよね〜
・サイズ感が旧型よりも下手すると1h上げないと
・私(ジャックさん)は痛くてこのシューズはだめ

書いてあることと随分違いますが、内容的には私も同意。

旧シューズではEUR40でジャストだったのですが、Newタイプは履くとしたら40h、でも母趾側が痛くてちょっと。。。って感じでした〜残念

大本命で殆どこれを買うつもりで来たから残念無念(T_T) 新しいTC-Proは旧型と足入れが違うシューズになってるから、現ユーザーは早めに新しいシューズ試して、だめなら旧型の在庫があるうちに買っちゃうのが吉かもしれませんよ〜

UP RASE PRO

この前瑞浪でも履かせてもらったUP RASE PRO、ハーフ上げてUS9を履いてみました。私の場合5.10系のシューズは痛くないくらいまでサイズUPして履くのが基本なのですが、今回は厚み方向がぶかぶかになりすぎてイマイチ。この前はリソールとかすれば行けるかも・・・って思ったけど夢ムーブですね。

カラファテの説明はこんな感じ。長時間履けるかどうかは足型次第ですが、癖のないシューズなのでオールラウンドに使えることは確かでしょう。あともうちょっと薄く作ってくれればクラック用おすすめシューズに入るんだろうけどな〜残念。ただ甲高の人には有力な選択肢になる気はします。

ザ・ワンプロ

全くノーマークのシューズだったのですが、お店でクラック適性がありそうなのでためし履きさせてもらいました。素直な足入れと爪先部分のラバーはかなりいい感じです。ベルクロの締め付けも良い感じだし、甲までラバー貼っても対応できそうな形をしています。

ただこのシューズも厚みがね〜 もうちょい薄ければクラック用おすすめシューズに入るんだろうけど、クラックの適正サイズを履くとトウボックスがガバガバで全くスタンスに乗れなそうです。

ちなみにカラファテの説明はこれ、クラックのことは全く言及してませんね。でも甲高の人は一度試して見る価値のあるシューズだと思います。

後はシューズ改造できる人なら足が薄くてもトウボックスを潰したり、リソールでクラック用にできるかも???

キメラ

前に城ケ崎でこのシューズ使ってクラック登ってる人がいて興味あったんですよね。

足入れは独特で、ターンインが強いけどシューズが柔らかいから何故か快適に履けちゃう感じ。テスタロッサとかそういう系統のシューズを履ける人は大丈夫でしょう。

でもクラック用として考えると微妙〜つま先のぽってり感とターンイン具合で、あまり向いていないのではないかと。。。でもこのシューズで登ってる人も現実にいるんだから足型次第ってことなんでしょうか?

カラファテでは前傾壁でもスラブでもって書いてあるけど、長時間履くと不快になってきそうな形だから私が使うとしたらボルダー用かな〜ハサマリング限定だったらアッパーラバーの形状的に使えそうだし、細かいスタンスも拾えるしで意外と行けるかも?

ジャックさんはソール側にある青いフレーム(シャンク?)の出っ張りが気になって嫌だと行ってましたが私は気になりませんでした。このあたりのデメリットもペラペラっと教えてくれるのは嬉しいですよねw

ファントム

これも全くノーマークのシューズだったのですが、ジャックさんがインバージョンするときはこれ使ってるみたいです。

ためし履きしてみるとたしかに良さそうな気はするけどやはりシューズの厚みが。。。ジャックさんは甲高らしいので合うんでしょうかね〜

形状的にヒールの形とかはスッキリしていてワイドで使っていても壊れにくそう、逆にフィンガーからハンドサイズのクラックには適正無さそうです。フェイスは普通に強そうだからちょっと小さめ履いて、ボルダー兼用とかにするのが正解なのかな???

でもクラッククライマー的にはあえて購入するシューズじゃないかもね〜 

結局Newカタナレース待ち

ここまで色々と履かせてもらったにも関わらず結局決め手に欠いて何も買わず、、、ごめんなさい! 来春に新しいカタナレースが出たら出直しって感じですね〜

それにしても一足のシューズを買うのに(今回は買ってないけど)ここまで色々と試させてくれるお店は貴重です。そして自分の目星をつけているシューズ以外にも、やりたいクライミングについて理解した上で提案してくれます、なんて素晴らしい♪ 値段勝負だと個人輸入にはかなわないから、最後にはこういうお店と個人輸入の二極化になっていくんでしょうかね〜

そんなわけで今回は品切れだった鳩ノ巣ボルダーのトポだけ買って帰りましたとさ。

※このブログはカラファテで許可を頂いて撮影をして書いています