2017年9月に子供が生まれてから生活が激変しました。クライミング中心だったスケジュールはすべて子供中心に回るようになり、外岩はもちろんクライミングジムに行くことすらなかなかできない日々が続きました。
ここではどのように時間を捻出して、どのようにクライミングをしてきたかを記録の意味も含めて書いていきたいと思います。
子供の自我も芽生えて主張が激しくなるこの頃、外岩は急速に遠のいていきます。外に連れて行ったときの必要安全確保の必要レベルが突然上がり、岩場に行きにくくなり、行ってもなかなかなかなか登れず、、、
ただし、この頃にちゃんと相手をしてあげて、岩場に連れて行ってあげると(少なくともその後数年は)クライミングが好きになってくれるんじゃないかと思っています。
登ったり登らなかったり
この頃になると(興味を持てば)かなり積極的に登るようになります。本人が登りたいと言ったときに登らせてあげるのはもちろんですが、登りたくないときには自然の中で適当に遊ばせてあげるのも大事な気がします。

ただしこの時に放置すると危険だし、ずっと面倒を見ていると親はなかなか登れないし。。。ジレンマがあります。この状態から子供が聞き分けて待っていられるようになり、親が登れるようになるのは子供が4歳ちょっとでした、我が家の場合。大変だとは思いますがこの時期に丁寧に子供の相手をしてあげて信頼関係を築ければ、早い時期から子供を連れて親もクライミングができるようになると思いますよ〜
登っても降りれない
クライミングは登るよりも降りるほうが大変なのですが、2歳児はまだそれを理解できません。あっという間に手の届かないところまで登って固まっちゃったりします。

万が一落ちても重大事故になりにくいように、ちゃんとヘルメットを被せておくのは大事だと思います。この頃からヘルメットをする習慣をつけていれば、実際にクライミングするときにも有効ですね♪
お兄ちゃんお姉ちゃんと遊ばせると一気に伸びる
とは言えこの時期も登りたいのは親の本音。やはり同じ境遇の仲間を見つけてなんとか登る時間を確保するのが吉でしょう。

3家族合同クライミング保育園開園の図。この歳だとパパママはどちらか残らないと難しいので、両親のうち一人は保育でもう一人がクライミング。それを交代しながら順番で登るのが良かったです。
2歳も過ぎるとパパがいれば、子供はママから多少は離れることもできるようになってきます。ママもロープクライミングもできるようになってきますよ♪
また子供同士の言葉は大人の言葉よりも心に響くのか、お兄ちゃんやお姉ちゃんと話をすると一気にものの理解度が増す気がします。お兄ちゃんお姉ちゃんがちゃんと取り付きで待っていられると「そう言うものか」と子供も理解して親がクライミングしている間も待てるようになります。まあ、良いことだけじゃなくて悪いこともたくさん覚えちゃうんだけどねw

3歳に近づいてくれば子供同士がやることをゆっくりと見守るだけで過ごせるようになってくるので、それまではしっかりと相手をしてあげましょう。
ハーネスを買いました
こんな状況で子供がロープのクライミングにも興味を持ってきたので、2歳半くらいの時にハーネスを買ってあげました。
キッズハーネスのおすすめを某ガイドに聞いたところ、小さいうちはエーデルリッドのフラーグルが良いとの話。2歳半が大きいのか小さいのか良くわからずお店に連れて行くと「小さすぎ」と店員さんの苦笑い。
でもアプローチが微妙なところを歩くときはハーネス装着してスリングで引っ張った方が安全だろうし、購入に踏み切りました。
色々と試して一番良かったのは某ガイドおすすめのエーデルリッドのフラーグル2(XXS)でした、さすが! 今はモデルチェンジしてフラーグル3になってるみたいです。
→ フラーグル2 XXS
→ フラーグル3 XXS
ハーネスを買ってからは家の壁でぶら下がってハーネスに慣らしたりしました。その頃の娘っ子はハーネスにぶら下がって「ブラブラしながらパパ(ママ)とタッチ」がブームだったらしく、楽しそうにタッチして遊んでました。

ちなみにハーネス買って「やった〜」とばかりに突然岩にぶら下げたら泣きました。大人でも初めてハーネスでロープにぶら下がるときはおっかなびっくりだからそんなものなんでしょうけど、注意しましょう。
ロープにぶら下がるのに慣れてくれば、ごく簡単なところとかを登らせてあげるととても楽しんでくれます。

大人にとってはただのアプローチでも2歳児には立派な壁みたいですw
ちなみにこのハーネス、4歳になったらもう小さくなってきちゃいました。。。子供のものは寿命が短くて悲しくなるけど、安心を買うと思えばこんなものでしょうか。3歳過ぎてペツルのウィスチチが使えるようになってから買うと長持ちするかもしれませんね。
→ ウィスチチ
シューズはまだ要らない
この時期からシューズも買ってあげようかなとも思ったのですが、実際には運動靴で十分です。

友人にシューズを借りて履かせてみたのですが、クライミングシューズでも運動靴でも登りに大した違いはありませんでした。気分の問題ですね、はい。
ただし子供は違うこだわりがあったみたいで、、、「この色の靴いや〜」とか「キラキラが良い〜」など普段のお気に入りの靴で一番ぴったりサイズのものを履かせてあげるのが一番登ってくれました。
マットを持っていこう
この時期はまだお昼寝が必須なのでお昼寝用にマットを岩場に持っていくのがおすすめです。もちろん背負子に座らせて寝かせちゃうのも手なのですが、できれば横にしてあげたいですよね。
私はパタパタ折り畳めるZライトを持っていったり、ボイダーマットやサブマットを持っていったりして対応していました。
→ Zライト
テントでは子供用布団をそのまま使ったりもしました。大人が寝ても意外と快適で、車中泊でも活躍したりするんだけど汚れやすいのが難点ですよね〜 子供用の敷き布団はローズラジカルが寝心地最高です♪
トイレが大変
ハーネスをするようになると、おむつとの干渉がなかなか大変になってきます。オシッコで膨らんだ状態だとポヨンポヨンして嫌な感じだし、う◯ちした状態でハーネスにぶら下がると後が地獄なので。トイレのタイミングチェックは念入りにした方が良いです、ホントに。
じつは登りに行くまでが一番大変
なんだかんだでこの2歳児の頃が一番登りにけませんでした。岩場に至る前の準備段階や、娘っ子の「車に乗りたくない!」という駄々っ子。そして子供の分の食事の用意や、入浴の方法など泊まりになるとそのハードルは更に上がります。

それでも頑張ってみんなで岩場に行って遊べれば幸せいっぱいになれるんですけどね〜