子育てクライミング 1〜2歳

2017年9月に子供が生まれてから生活が激変しました。クライミング中心だったスケジュールはすべて子供中心に回るようになり、外岩はもちろんクライミングジムに行くことすらなかなかできない日々が続きました。

ここではどのように時間を捻出して、どのようにクライミングをしてきたかを記録の意味も含めて書いていきたいと思います。

子供が歩けるようになって意思表示もできるようになるこの頃、生き物として今までとは別物になってます。椅子に座っていられたり食べ物の制約が減ったりと楽になる部分がありますが困ったことはそれ以上に増えてきます。動き回るようになって親にくっついて周り、危険の認識など何もないので安全確保にはかなり気を使わなければいけません。そして一番困ったのが興味を示したものはとりあえず口に入れる習性!きのこの時期は本当に気をつけたほうがいいですよ!

この頃は育児の核心ど真ん中

子供がこの月齢になると段々と子育ての難しさがわかってきます。子育ては部分部分を見ると大したことをしていないのですが、それをずっっっっっっっっっと続くのが辛くなってくるんです。クライミングで例えるならば、ムーブは5.9なんだけど、それが100万ピッチくらい続いているような感じでしょうか。

その負担は日本だと母にズシッとのしかかっているのが現状で、それを理解せずに「子供は任せた!やっほー」なんて遊び呆けているパパは子供が育った頃に捨てられちゃうらしいので気をつけてくださいね。

ヘルメット

首がしっかりしてくるこの頃からは岩場に連れて行くときはヘルメットを被せていました。この頃の娘っ子は歩くのがたどたどしい割に自分で歩きたがり、かなりの頻度で転んでいました。家の中は一面クッションを引いていたのですが、山の中で身を守る現実的な選択肢はヘルメットしかありません。ヘルメットの説明書には2歳くらいからと書いてあるのですが、危険回避のメリットと首の状態を勘案してiron家ではこの歳からかぶせていました。

と言っても登山用ヘルメットはこのサイズはなく、幼児用自転車ヘルメットをかぶせていました。首の負担がなるべくなくなるようにスペックを吟味して軽量のものを選んでいました。

→ 幼児用ヘルメット

背負うときが大変

この時期は歩けるようになるとはいえ、1歳の前半では舗装路をよちよち歩く程度で後半になってやっと少し歩けるかな〜という程度です。とうぜん山道は全く歩けませんが歩こうとはします。

iron家では子供が歩きたいと意思表示をしときは自分で歩かせて、嫌がったら背負っていました。気長にゆっくりアプローチしましょう。この時期は子供が楽しむ事が大事です。

ベビーキャリアのバランスに注意

この時期の子供は体重が10kgくらまで増えてきて背負ったり下ろしたりが辛くなってきます。特にベビーキャリアの荷室に入れる荷物が軽いと、子供の重さで背負うときにベビーキャリアがひっくり返りそうになったりするので注意しましょう。

力持ちの場合はバラストの代わりに水やロープなど重い荷物を下に入れておくとバランスが良くなる気がしますが、力のない人は膝を使ったりして上手く背負ってあげるのがベビーキャリアを上手に背負うコツになります。

・首のところのループ持って膝に一度ベビーキャリアを載せてそれから背負うようにすると安定します。

まずは子供がアウトドアの環境に慣れること、そして外に遊びに行ったら楽しいと感じてもらえるようにすることがこの後のクライミング生活を左右する重要事項になります。歩きたいと言ったりオンブ〜となったりかなりめんどくさい面もありますが頑張って付き合ってあげましょう♪

→ ベビーキャリア

行動に注意

この時期は興味を示したものに関しては何でも口に入れてしまいます。岩やカラビナなどの質感を舌で確かめるだけならばよいのですが、木の実や枯れ葉、キノコまで食べようとするので注意が必要です。

また危険の認識もまったくないので切れ落ちた場所に向かって一直線に歩いてみたり、ボルダーしてる親の元(登ってる下)に行ってみたりします。

これまでは寝ていればある程度目を話しても大丈夫だったのですが、この年齢になったらば誰か一人は目を離さずに子供のそばにいてあげるのが無難な気がします。

私がびっくりした実例をいくつか紹介するので注意しましょう!

真似します

登っている親のマネをして岩登りしようとします。突然登り始めて下地の確認や下降路の確保もせずに登るので気をつけましょう。

マントル返します

これもびっくりですが、ちゃぶ台くらいの高さの岩はかんたんにマントル返します。でも返したあとに止まらずに向こう側に落ちそうになったりしますw

ちゃんと見てれば「可愛いな〜」ですみますが、目を話したときに岩から落下すると結構ショックです。岩場では常にヘルメットを被せると同時に、子供から目を離さないことも重要です。

ママからは離れません

登っていようが何してようが突然泣きながら突進したりします。前傾壁のボルダーとかではかなり危険なので子供から目を離さないようにしたり、ハーネス+紐でカバーするようにしましょう。

何でも口に入れます

上でも書きましたが本当になんでも口に入れます。座らせるときなど地面に下ろすときはビニールシートなどを下に引いてある程度カバーすると良い気がします。キノコの時期は特に危険で、中には一撃アウトなものもあるので本当に注意しましょう。

だんだん自我が出てきます

この頃はまだ世の中がわかっていないようで、とりあえず何でも親のマネをしています。私達が登っていれば、登ろうとしますし、本人の力で登れていなくてもそれなりに楽しんでいるようです。

この「子供が楽しむ」事がこの時期は大事で、いま頑張れば後々一緒にクライミングに来てくれるようになって私達のクライミングのプラスになっていくと思います。もちろん私達が楽しそうに登っているのが大前提で、その姿を見て子どもたちは「クライミングは楽しいんだな」って判断するらしいですよ♪

保温調理器

それまでは圧力鍋や保温調理器でそれなりに料理時間を短縮してきたのですが、子供に手がかかるようになると放っておいても料理が進行してくれる保温調理器の重要度が増してきました。

子育てしてないときも人生の重要事項だったのですが、子育て始めると半端なく大切になります。岩場はもちろん家でちゃんとしたキッチンがあったとしても、料理を作っている時間はバカになりません。

料理時間自体は圧力鍋のほうが短くてすむのですが、一度火を入れたらば放っておいても焦げないし勝手に煮込まれていく保温調理器、、、岩場でも具材を突っ込んで沸騰させれば、テントを立てていても、子供の相手をしていても勝手に料理が進行していきます、なんで素敵なんでしょう!

保温調理器は安物から高級品まで色々とありますが、保温力命なので無難にシャトルシェフ買っておきましょう。

→ シャトルシェフ

車中泊の活用

もともと車中泊派だった私達ですが、子供が出来た一瞬だけテント泊派になりました。単純にスペースの問題です。でもやっぱりテントを張っている時間がもったいないんですよね〜

車によっては車中泊が難しい場合もあるとは思いますが、車の買い替えなどのチャンスが巡ってきたらば車中泊に対応できるワンボックスなどの車を購入するのがおすすめです。

この頃はお手伝いも少しづつできるようになります。残念ながら大人がやったほうが圧倒的に早いのですが、色々と体験させるためにも忍耐強く待ってあげると良いと思います。

現実的に目を離さないのは不可能

根性論的に親が24時間365日子供を見続けるのは不可能です。クライミングエリアに連れて行くときも同様で、ひたすら目を離さずに一緒にいることでしか安全を確保できないようなシステムは現実的ではありません。ここまで目を離さないようにといろいろと書きましたが、子供を遊ばせるときは目を離さないようにする。自分たちが遊ぶときは多少目を離しても大丈夫なように道具に頼ったりしながらシステムを構築していくのがトータルでの安全性が高まると思います。

例えば、万が一のときのためにヘルメットを被せる習慣をつけておいたり、寝ているときはこんなこともまだまだ有効な年頃です。ただし起きたときに立ち上がって袋から這い出そうとしたりとなかなか楽しいことをしてくれるので、目を離していたとしても近くにはいるようにしましょう。

親がなるべく目を離さないのは大事ですが、どのようにすれば親も子供も安全にクライミングできるのかを考えるのが良いと思います。