ワイド用ギア

  • 2022年3月15日
  • 2022年9月30日
  • カム

ワイド用キャメロット良いけど、ドカ落ちとかは怖いよね〜
確かに落ちるときはバリージャイアントのほうが安心できる気がする、でも重い、、、
いや!ワイド用にはフレンズでしょう!

ちょっと前の話だけど、皆さんのこだわりが爆発してしまうワイドギアの話をしてきたので備忘録的記録。

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ワイド用のギアは謎が多い

ワイド用のギアってキャメロット以外になにかあるんですか? なんてどストレートな質問にしどろもどろしてしまう私。確かに今の所カタログで普通に見れるワイド用のギアって言うとキャメロットの#7#8とトランゴのビックブローくらいしか無いんですよね。しかもビックブローはマニアック過ぎてプロテクションと認識する人が少ないくらいだしw

ではなんでそんなに話が盛り上がるかって言うと「今は」普通に手に入らないけど「昔は」手に入ったとか「日本以外」だと売っているとか、古い人とかマニアックな人(どちらもこだわりが強い)が持ち込んだギアが岩場に沢山あるからなんですね〜カチャカチャ

この記事は、話に出てきたマニアックなギアたちや私が岩場で見たことのあるものをおさらい程度にまとめたものです。

キャメロット

メーカー Black Diamond

言わずとしれたカムの王道キャメロット。ワイドギアも#7#8とぶっちぎりで大きなサイズを扱ってくれています。ただ現在は#6までは普通に手に入りますが、#7#8はロストアロー直販Webのみの販売で、なが〜いこと品切れしてます。発売直後以外で在庫してるの見たことがないけど私の知らない所で復活と完売を繰り返してるのかな???

ちなみにキャメロットの#7#8はカムローブを引っ張る機構が複雑で面白いです。普通サイズのカムみたいに直接カムローブ引っ張っちゃうと問題出るのかな?

ヘッドはかなり軽量化されてるけど、それでもこんなふうに持つと重みで軸が曲がる。セット時はもう少しカムローブ側を持つから気にならなくなるのでしょうか???

フレンズ

「かなり端に近い部分でも、しっかり効いてくれるんですよ!」と力説してくれるMさん

メーカー Wild Country

2軸のキャメロット、1軸のフレンズと言われたのは今は昔。2軸タイプにモデルチェンジしたけどワイドサイズは出ませんでした。現在は海外のサイトを見てもワイドサイズを売っているのを見たことがないのでもう完全になくなっちゃったのかな?

ちなみにフレンズユーザーの話だと、キャメロットよりも開き気味でもしっかり止まる安心感があるとの話でした。それの他にキャメロットと比べて一軸の安定感もメリットですね♪

でも一度セットすると安定しすぎてズラッシング(カムをちょっとずつズラしながら進むワイドテク)を使いにくいようです。私はキャメロットユーザーなので軽く押すだけですが、フレンズユーザーはちゃんとトリガー引いてズラッシングするみたいですよ。

バリージャイアント

アメリカの親父がコツコツ手作りしてるって噂のバリージャイアント。日本に輸入代理店はないので個人輸入が手に入れる唯一の手段になります。メジャー系のサイトでは取り扱ってないので、そのあたりのハードルも(私にとっては)高いのが難点。

キャメロットの#7#8が出たからもう買う人はいないのかな〜なんて思ってたけど、話によるとバリージャイアントのほうがキャメロットより安心感があるって話も。私はこれらのカムでドカ落ちしたことがないので、参考情報ですw

細かく見ると、「穴あけはボール盤でやりました!」とと言わんばかりの形状だったり、軸がボルト・ナットだったりとかなり手作り感が溢れてますよね。

軸はU字形になっていてTCUみたい。

それにしてもアメリカの親父が自作か、、、こんな話聞くと自分でもカムを作ってみたくなりますよね〜

ジプシー

メーカー コング

私も昔買ったけど現在は大きいカムが発売されているので、今から新たに買うギアじゃありませんね。ただこのクラックサイズの2つ目とか3つ目とかのプロテクションで運搬サイズを少しでも小さくしたいとか、#7売ってないけどどうしてもこのサイズが必要とか特定の理由がある場合は買ってもよいのかも?

ちなみに使い方はここで書いてるので興味があればどうぞ。
→ ジプシーのセットを考える

そんなジプシーですが購入した当時はキャメロットC4#6よりも大きなサイズまで対応できる数少ないギアのうちの一つでした。今は時代遅れだし、もう扱っている店も見つからないよね〜なんて思いながらググったらまだ出てきましたw

→ コングジプシー

欲しい人は最後のチャンスかも知れません。ただし本当に必要か相当考えてから買ったほうが良いですよw

ビックブロー

メーカー トランゴ

これを実際に使ってる人は相当マニアですよね。要するに伸縮するつっかえ棒なんですが、セットの煩雑さたるやびっくりするほどです。

・さすがにフリーソロは怖いよね
・両手を離しても鼻歌交じりだよ♪
・登りは楽勝だけど何もプロテクション取らないのは社会通念上良くないかも

こんな人が使うギアな気がします(偏見)

トランゴで現在も普通に売ってるけど、買う人は普通じゃありません、はい。

Rの基準が変わる

ワイドクラックのRにはいくつかの歴史があって、昔はプロテクションが取れないのが当たり前だったからRとはあえて書いていませんでした。この時代のルート、と言うかその時代の人に開拓されたルートはRがついていなくても要注意だったりします。普通に取り付いて30mで1ピンとかありますからね(実話)

時代が下ってキャメロットC4の#6発売されてからは、C4#6より広いクラックではR付きで発表されるルートが増えてきた気がします。その時代は現在(2022年)では考えられないほどの円高で、カムも非常に安く買えました。そのおかげでビックサイズのカムが一気に一般化して、ワイドクラックやるなら#6までは標準で持ってるでしょ?という暗黙の了解が形成された時代でもあった気がします(ironの私見です)

そして今、キャメロットの#7#8が発売されていますが、一般化しているとまでは言えない状態ですよね。これが普通に手に入るようになったらば、もう一度Rの付け方が変わるのでしょうか?

このあたりは開拓者の一存で決まる部分も多いのでなんとも言えませんが、いろんなサイズのクラックを安全に楽しめるようになるためにも、早くキャメロット#7〜#8の品不足を解消してほしいものです。

まとめ

キャメロットC4#6まではマニアックだねって程度ですが、そこから先はド変態の世界です。本当にそこまで手を出して良いのかよく考えてから足を踏み入れましょうね、ホントに


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