カムの揃え方

  • 2020年10月20日
  • 2020年10月20日
  • カム

クラックを始めてある程度TRで登れるようになったらばリードしてみたいですよね?そんなとき、最初に必要になるのがSpring Loaded Camming Device、通称カムです。かっこよく英語で書いてみましたが要はみんなが岩場で持ってるあのカムです(カチャカチャ) そのカムには色んな種類があるのですが「どんなカムをどのように揃えるのが良いのか」を独断と偏見で書いていきたいっと思います。

※カムがないとリードできないのは事実ですがカムを持っているからリードできるわけではありません。そのあたりはここも読んで参照してください

最終的には2セット必要

まずはカム購入の最終地点を確認しましょう。

基本的には自分で登りたいルートで必要な数を持っているのが正解なのですが、普通に考えたらフィンガーサイズからミドルサイズまでは2セット、ワイドやるなら1~2セットというのが標準です。

スモールサイズ1セット目

Z4#0.2 必要ならMC#とどちらかでも良いかも
Z4#0.3
Z4#0.4
Z4#0.5
Z4#0.75

1セットは鉄板のキャメロットで決まりでしょう。と言うか他のエイリアンとかマスターカムとかは品切れが続いていてほかは非常に手に入りにくい状態ですよね。。。

スモールサイズ2セット目

MC#0 必要ならZ4#0.2とどちらかでも良いかも
MC#1
MC#2
MC#3
MC#4

スモールカムは2軸構造と1軸構造のカムの両方を揃えるのがオススメです。理由は一軸のほうが座りがいいけど2軸のほうがレンジが広い、カムローブサイズとレンジの問題があって一長一短だからです。

具体的に書くと右のキャメロットのほうが広いレンジをカバーしますがカムローブのサイズを見るとマスターカムのほうが小さいのがわかると思います。

数値的に表すと 赤←→緑が19mm 赤←→紫が24mmです。

このサイズはポケットのように部分的に広がってる所にカムをセットしようとした時に問題になる数字です。これは2軸構造だったり対数螺旋の係数が大きかったりすると長くなるのですが、単純にカバーレンジに比例して長くなると思っておけば間違いありません。

では具体的に一軸の何がいいのさ?というとやっぱりマスターカムでしょう。

新型はサムループが無くなってちょっと微妙になってはいますが、エイリアンが手に入りにくい昨今では貴重な一軸タイプのカムです。こちらも輸入代理店のロストアローでは品切れしているので流通在庫か来シーズンに入手という感じでしょうか。

ミドルサイズ 1セット目

UL#1
UL#2
UL#3
UL#4

これは鉄板キャメロットでしょう。UL(ウルトラライト)でもC4でも予算に合わせて考えれば良いと思いますが、あえて言うならば軽さは正義です!

ただしUL#4に関してはC4#4のトリガーキーパーも魅力的ですよね、どちらでもお好みでどうそ。

ミドルサイズ 2セット目

これはパターンによって色々と考え方があります。

オンサイトを重視する場合は、その場でパッとカムサイズ決定する必要があるのでシンプルに1セット目と同じものを揃えるのが良いと思います。逆にレッドポインターの場合は同じ番手でも微妙にサイズの違うフレンズやドラゴンカムなどを持っていると、リハーサルでゆっくりとより座りの良いサイズを選ぶことができます。なので違う種類を選択肢に入れるのも有効になります。ただ最近のカムは性能が良いのでそこまで気にしなくても良いかもしれませんが。。。
2セット目で#4サイズまで買うかは好みですが私は昔の#3.5があるので#4は1本だけしか持っていません。

ビックサイズ

C4#5
C4#6
C4#7 ※本当に必要ならどうぞ
C4#8 ※本当に本当に必要ならどうぞ

このサイズはフレンズ派の人が一定数いた時代があったのですが今は手に入らないのでビックサイズの現実的選択肢はCamelotC4しかありません。

もちろんビックブローとかジプシーとかちょっとキワモノ系のギアもあるのですがC4#8まで発売された状態では過去の遺物になっていくギアたちでしょう。また今までは#6までで登れていた(もっと昔は#5までしかなかった)現実もあるので#7以降は本当に必要になったら買うという程度で良いと思います。

この辺のサイズは好き嫌いがはっきりと分かれるので買う前に誰かに何度かワイドクラックに連れて行ってもらうのがおすすめです。とはいえ現実的にこのサイズ購入まで検討する頃には自分がどのようなクライミングを嗜好するかわかってきていると思うので、必要と思うならば1セットと言わず何セットでも買っちゃってくださいw

ちなみにキャメロットC4は3~4と5~6のレンジがあいてます。昔のC3.5とかC5、もしくはフレンズがあったらば間を埋められて良いのですが今となっては無い物ねだりですね。。。

初めに買うならキャメロットの Z4 #0.5~#0.75ULC4 #1~#3 から

必要なカムの最終形態を見たところで最初にどのようなセットを持てばよいのかをもう一度考え直してみましょう。初心者のうちに登るのはハンドが基本なので当然最初はハンドサイズ前後の1セットから購入するのがおすすめです。もちろんお金があってクラッククライミングを続けることが決定しているのであれば、最初からフィンガーサイズ~ワイドサイズまで2セット揃えても良いけどねw

ここで注意していもらいたいのが#0.5と#0.75の2本はZ4というところです。よくULやC4で#0.5~3くらいのセットを売っているのですがそれには目もくれずZ4シリーズを買うのがおすすめです。

キャメロットULC4)とZ4の違い

はじめはハンド前後の1セットからと書きましたが、クラックを続けていけば最終的にはフィンガーサイズのカムまで揃えることになると思います。そのような細いサイズのクラックに使いやすいのはヘッドがコンパクトなZ4です。ULやC4はヘッドが大きくセットが決まれば安定しやすいのですが、クラックの奥行きがないとセット自体ができないこともあるので細かいサイズははじめからZ4シリーズで買い揃えるのがおすすめです。

(写真)

1本づつ買うメリットは少ない

実は私もやっちゃったのですが、カムを1本づつ買ってもメリットは少ないです。

フェイスルートだけど1~2本カムが必要になったりする場合もあるのですが、クラックルートでの使用を考えると1~2本だけあってもほとんど意味がありません。セールのタイミングなどである程度まとめて購入するのがおすすめです。

2セット目かサイズ拡大か

最初の5本を買ったらば、次のサイズに行きたくなるところですが此処から先はいくつかのパターンがあります。

一人もしくは夫婦などで揃えて行く場合はハンド前後の2セット目を揃えるのがおすすめです。逆に別資本の固定のパートナーがいれば二人で2セット揃うように1セット目のフィンガーサイズやフィストサイズをそれぞれ買うのが良いでしょう。また2セット持っている人とよく行くのであれば足りないサイズを買い足して合計3セットにするのがおすすめです。

どちらにしても最終的には2セット目に行き着くと思うので、道順が違うだけでトータルで買う内容は同じになります。安いからと言ってマイナーなカムを買ったりすると後で後悔するのでメジャー路線ど真ん中でギアを揃えて行きましょう。

まとめ

クラッククライミングを続けていけば最終的には2セット揃えることになるから、順番は前後しても最初から何を買うかなんとなくイメージして計画的に買うのが吉です。

私のお勧めは下記の通り。

Z4 #0.3~#0.75 1セット
MC #1~4 1セット
キャメロットUL#1~#3 2セット 
キャメロットUL#4 1本
キャメロットC4#4~6 1セット
キャメロットC4#7~8 必要ならどうぞ

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