トーテムカムインプレッション

もう9月の話だけどクリーンクライミングin小川でキャラバンのS君がトーテムカム持ってきてたので弄くらせてもらいました。そもそも論的にトーテムカムって構造が理解できませんでしたが本物をみてやっと理解できたのでそのあたり無含めて書いてみましょう。

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恒例のサイズ比較から

時間がない中で並べただけだからよく分からんけどサイズごとの大きさはだいたい同じくらいなのかな?
ただキャメ色+番手がスタンダートになりつつあるから色がキャメロットとぜんぜん違うのは痛いね〜

カムヘッドのサイズ

カムヘッドのサイズは複雑な構造の割に優秀!でもトリガー部分が広くてパンプしてるとトリガー引くのが大変そう。

興味津々だった構造!

横から見るとこんな感じ、普通はステムが下まで伸びてスリングが付くんだけどトーテムカムは写真を見ての通り途中で切れてます!そしてステムの替わりに下まで伸びてるのはカムローブから伸びたワイヤーです。

カムローブの接岩部から軸対称の位置にワイヤーがつながっていて(赤線)フォールしたときの衝撃がワイヤーを通してカムローブを回すような形で伝わる構造になってます。
あったま良い〜
ステムを通してフォールした力をカムロープに伝えるとどうしても初期摩擦の部分はバネの力に頼らざるをえないけどこれなら最初からガッチリを岩に食い込むってことだね!
そして真ん中の太いステムのシステムと違って細いワイヤー4本で荷重を伝える構造だから柔軟性が高いです。このあたりもポイント高いね♪

カムローブの背中側に溝が掘られていてそこにワイヤーが仕込まれています。

総評

キャメと比べてメリットデメリットをあげると

メリット

カムの安定感が良さそう軸の柔軟性が高いからウオーキングしにくそうカムセット後の座りも良さそうしばらくは持ってると自慢できる???

デメリット

トリガー部分が太いからパンプしてると引きにくそう
スリング部分の構造が大きく、方向が悪いからラッキングがめんどくさそう
キャメロットやフレンズなどと違う番手の色使い
カムを大量に持っていくと複雑なワイヤーシステムが何かに引っかかりそう
バネがカムローブから離れた位置にあるので途中で屈曲したときの保持力が心配