まだまだ続トーテムカムインプレッションの時間がやってまいりました。この前カムの持ち主にガツンとテストしていいよって許可を頂いたのでガツン!まで行かないけどガッくらいのテストをしました。
片歯セットでのテンションテスト
PASを使って50cmくらい落ちてみましたが問題なく止まってくれました。
ちなみにマスターカムでテストしたらカムに変な力が加わったのかケプラーコードの外皮が避けちゃいました(T_T)キャメは壊したくないからテスト中止。。。
トーテムカムの軸はなんでこんな不思議な形をしてるのかと思ってたけど片歯でセットした時に上の写真のような力のベクトルになって歯が回転しないようにできてるのかも。そうだとしたらラッキングでは難が出るけど意味はあるんだね〜
フレアクラックでのセット
こちらも普通に止まりました、ただしカムローブと岩が面で接してない部分が出てくるから気持ち悪いよね。
普通のカムよりはとまるんだろうけどやっぱり非常手段ってところでしょう。
上の写真みたいな所にセットするときは微妙な凸凹をよく見てカムローブが岩となるべく面で接触するようにセットするのが吉です。
下開きのクラックへのセット!
結果はこんな感じ、右側の分数は3回落下テストして何回止めてくれたかです。
トーテムカム ◯ 3/3
キャメロットX4 △ 1/3
マスターカム × 0/3
同じところにマークを付けて同じところに3種類のカムをセットしてPASで3回落ちてみたんだけど結果は上記の通りトーテムカム圧勝。
キャメロットが1回止まったのにマスターカムが3回とも飛びました。カムアングルが浅いのが原因でしょうか???
因みに止まったときのキャメロットの写真はこんな。上の写真(一番左)と比べるとよく分かるけどかなりガッツリ開いてます。岩の結晶とか微妙な凹凸で偶然引っかかった可能性も否めません。因みにトーテムカムはほぼセットした角度のままでした。
それにしても軽いテンションでのテスト結果と今回の結果が変わってきた理由は何なんだろう???
トーテムカムのメリットデメリットをまとめると
メリット・下開きのクラックに強い・オフセットカムほどじゃないけどオフセットクラックに強い・ホリゾンタルクラックにも強い・座りが良いから歩きにくい
デメリット・ラッキングでカム同士が重なって使いにくい・隙間が沢山あるからナッツとかが絡みやすい・カム歯が柔らかいから寿命が短そう
注意点・ホリゾンタルクラックで浅いセットをすると抜けそうな動きをする
トーテムカムを実際に使う場面を考えると1セットはノーマルのスモールカムを持って2セット目にオフセット的な使い方が出来るトーテムカムを念のために持つ感じになるのかな〜
終わり