候補になったバックたち
理想の商品を追い求めて色々と見て回ったのですが、私の理想は残念ながら具現化されてませんでした。大量生産品は大体の人になんとなく合うようにはできているけど個人にピッタリと合うことは本当にまれです。どこを重要視してどこを妥協するか悩みどころですよね。
ギア一式
大体の方向性は同じだけど妥協点が微妙に違う人のために私が候補に上げたバックたちを参考までに上げておきます。その前に普段私が持ち歩くギアを実際に見てみましょう。
左上から右に向かって、防寒着、ロープ、ヘルメット、チョーク、シューズ2足、ハーネス、シート、下段左から大きめカムセット、カム&ヌンチャクセット、救急セット+ヘッデンなど。写っている物の他に水分(いつも2Lくらい)や食料、冬場は+1枚防寒着を持っていくことが多いです。
今回は比較的多くのパックにこの荷物を入れることができたので、それの写真も交えて比較もしていきます。
ホールバック系
カシン・トーレ70L
ホールバック系の中では一番背負いやすいらしいカシン・トーレ、実は第一選択肢に入れていたのですがどこにも売ってませんでした。カンプに吸収されてブランド自体がなくなるらしいので致し方ないところはありますがタイミングが悪かったです。
ドイター・グラビティウォールバック 50L
ザックと同じシステムの背負心地、丈夫な生地、フルオープンするバックパネル、天袋じゃないけど雨蓋もついてかなり理想に近いなバックパックです!でも容量が50Lしかないのが残念! これで70Lがあれば、、、本当に残念です。
実際に荷物を入れてみるとこんな感じ。上の写真の荷物はぎりぎり入るのですが、水とか食料は持てなそうです。大きいカムとかロープを外付けすれば大丈夫なのでしょうがブッシュを通過する時に引っかかって危ないからやっぱり荷物はスッキリ中にしまいたいんですよね〜
背中側をフルオープンにするとこんな感じ。背中側がフルオープンするのは間違いなく便利です!
ザック系
ブラックダイヤモンド・クリーク50L
各方面でおすすめされるこのザック、確かに使いやすそうです。ホールバック系の丈夫な生地に背負やすそうなシステム、フルオープンのジッパーに自立するバケツ型の形状。ドイターのグラビティウォールバックと並んで理想に近いんだけどこちらも容量がね〜 同じ表記でもドイターよりは入る感じだけど。
あとジッパーが前面に近いところにあるのでガチャと岩に挟まったりしたら壊れそうな気がするけど実際どうなんでしょう?
実物は瑞牆とか小川で見せてもらってるんだけど、どこのお店にもおいてませんでした。海外サイトでも品切れ続出なので現状で手に入れるのは難しいかも。。。 最近(2022/10/10)在庫が復活したみたいです。
ブルーアイス・ムーンライト 55L
これも上にあるクリーク50と同系統のホールバックとザックのハーフみたいなザック。こっちは普通の厚手ナイロン生地でできていて普通のザックに近い感じです。
ギアループがついてたり持ち手が前面についていたりと便利機能はあるのですが、これもジッパーが前面についていて、雑に扱うと壊れちゃいそうな感じです。
実際に荷物を入れた感じはこんな。やっぱり食料とか水が入らなそう。。。ヘルメットを外にぶら下げればなんとかなるかも?
表記はクリークよりも容量があるけど、実際にはそんなに変わらない感じです。5Lの違いなんてわからないだけかもしれませんが、、、
ノースフェイス シンダーパック 40L
こちらもホールバックとザックの間の子タイプ。全然容量が足りなくて選択肢に入ってこないんだけど、コンセプトは共感できるので何となくチェックしました。
ホールバックみたいに自立するけど、形状はかなりザック寄り。雨蓋にもポケットがついていたり、前面にデイジーチェーンがついていたりと使い勝手は良さそうです。
でも前面にジッパーがあるのはクラッククライマーとしてはいただけないところ。
どっちにしても容量が足りないからNGなのですが、これの大きめがあれば良いのに〜残念!
2023/1/16追記
なんと知人がこれの55L番を持っていてびっくり! 日本には入ってきていないけど欧米では55Lの物も出回っているみたいです。そうか〜と思って検索したら楽天に並行輸入品発見。
これが本当に良いのかどうかはなんとも言えませんが、これからこの系統のザックを探す人なら選択肢に入れてもよいのかもしれません。
ブラックダイヤモンド・ミッション75L
今までと同じミッション75、軽いし普通に背負えるしサイドにジッパーが付いていてちょっとちょっとした小物の出し入れも無難にできるし。
でも自立してバケツみたいにポイポイギアを放り込んだりできないんですよね〜 今まで使っていたザックの後継だから無難なのは間違いないんだけどせっかくだから新しい方向性に進んでみたい♪
オスプレイ・イーサー70or85L
この中では背負心地No.1でしょう。でも体にフィットする立体的な形状は、違う言い方をするとザックが凸凹しててパッキングで引っかかります。ポイポイギアを放り込めないのはもちろん、形状ゆえに数値の容量よりも入らないのも難点です。
でも背負ったときのフィット感はピカイチなので、遠いアプローチをこなしてそこからメイン荷物を移動しない場面では魅力的です。
クライフ パッドパック60L
これはちょっとキワモノだけど、ボルダーマットにもなる60Lザック。ボルダーマットにボコボコ荷物を突っ込んでルート&ボルダーで遊ぶことも多い私はこんなのも良いかもなんて思っちゃいます。
でも普通のザックとしては重すぎるのと、容量も60Lだからちょっと足りない感じ。出だしが不安で取り付きにちょっとマットを敷いておきたいときとかは魅力的なんですけどね〜
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