BD CRACK GLOVES

  • 2020年12月1日
  • 2020年12月1日
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旧iron日記で書いたBDのジャミンググローブCRACK GLOVES」ですが、個人輸入でぼちぼちと日本でも見かけるようになりました。今回BDのCRACK GLOVESを借りることができたのでファーストインプレッションをお送りします。

そもそもジャミンググローブを付ける理由というのは手の皮を保護するためなのですが、それに+αして着脱の容易さやクラック内にある凸凹の痛みを減らしたり、ゴムのフリクションに期待する向きもあるでしょう。何を目的にジャミンググローブを選ぶのかはそれぞれなのですが、私が求めるジャミンググローブの基本性のは下記のとおりです。

・なるべく薄い
・フィット感が高く手とずれない
・手首の部分がシンプルで出っ張りがない
・手の甲の感覚がわかりやすい
・裂傷から保護してくれる

今の所上に書いた項目を満足させてくれるのはここで紹介したテーピングテープの巻き方になるのですが、CRACK GLOVESはどこまで肉薄できたのでしょうか?

基本性能

厚み

今まで見たジャミンググローブの中では一番薄いと思います(後日検証予定)シンセティックレザーに凹みをつけてラバーを張る工夫でベース部分とレザーの段差を最小限に抑えているのも好感が持てるところです。

しかし革新的と言えるほど薄くなったわけではなくテーピングテープと比べるとまだかなり厚ぼったく感じます。ここの厚みは痛みからの保護とトレードオフの関係になるので好みで選んで良いとは思いますが、手が入るか入らないかギリギリサイズのクラックを登るときにはテーピングのほうがアドバンテージが大きい部分でしょう。

フィット感

今までのジャミンググローブと比較すると劇的に改善されています。指のループの立体裁断が非常に良くできていて、実際に装着した感じも手の甲にピッタリと収まる感じがします。

ただ弱点がないわけではなく、ラバーとシンセティックレザーの硬さが誓う為に柔らかいシンセティックレザー側にシワが集中してしまい、手首付近でジャミングするときに少し気持ち悪い感じはしました。

またフィストジャムなど手を握り込むときにシンセティックレザーが突っ張る感じがします。このあたりは指のループをゴムなどにすれば解消するのですが、そうするとレザー全体がズレたりするので痛し痒しの部分でしょうか。

当然ですがテーピングテープのような粘着はないのでレザーと手の皮が擦れる感じはします。

手首の形状

ジャミンググローブは粘着がないのでベルクロなどを利用して手首に固定することが多いのですが、ご多分に漏れずCRACK GLOVESもその様になっています。

CRACK GLOVESの場合は手のひら親指側からベルクロが出て小指側のループで反転してベルクロ止めする形なのですが、手首付近でジャミングしようとするとこのベルクロの折返しが邪魔になります。


またCRACK GLOVES小指球筋の端を覆うように作られています。私の場合小指球筋は微妙なシンハンドサイズで使うことが多いのですが、グローブがあるとちょっと気持ち悪い感じがします。

ちゃんと構造を見るとこの部分にちゃんとゴムが張ってあって意図的に小指球筋をカバーしているので、なれるとフリクションが増して安定した登りができるようになるのかもしれません。このあたりは今後要検証な部分です。

手甲の感覚

CRACK GLOVESは薄いのですが剛性が高めなので、細かい結晶の感覚などはかなりキャンセルされました。これには良い面と悪い面があり、微妙なジャミングの感覚が無くなる代わりに痛みからも救ってくれたりします。このあたりは正解がない部分だと思うのですが私には好ましい程度の感覚じでした。

裂傷からの保護

ここでは結晶などの凸凹のが当たるとき痛みなどは考えず、純粋に擦過傷をどのくらい防いでくれるかを見てみます。

手の甲

メインの部分なので当然バッチリとカバーしてくれるのですが、ルーフではジャミンググローブとの間で多少擦れる感じがします。

親指の付け根

ここをカバーしてくれる市販のジャミンググローブは初めてだと思います。この部分はテーピングでカバーをしても本気で登るとかなりの流血率になるのでありがたい部分です。

ここで「市販のジャミンググローブでは」と書いたのは、実は私がトレーニング用に作ったジャミンググローブは昔からカバーしていたのです(ちょっと自慢)

人差し指&小指の付け根

ここもフィストで擦れる部分ですがこちらはあまりカバーしてくれませんでした。

良いところ

ここからは基本性能以外の部分で気になったことを書いていきます。

完成度

基本性能の部分で色々と書いてしまいましたが、今まで市販されていたジャミンググローブと比べると圧倒的な完成度です。テーピングと今までのジャミンググローブの中間を埋めてくれた感じがします。

もちろんテーピングテープと比べると悩ましい部分は多いのですが、ジャミンググローブの中では一番シンハンドサイズに対応しやすいです。

逆に登れなくても良いけど厚みがあって痛くないのが良いのであればOCUNとかがよいのではないでしょうか。

サイズ展開

合計5サイズで展開しているのでサイズを選びやすいのも良いところです。サイズが合わないと基本性能が良くても使えないことが多いので本当はシューズくらいサイズ展開があっても良い気がします(やりすぎ?)

着脱感

テーピングテープと違いあっという間に着脱できます。スキマ時間でトレーニングしたい場合などは非常に有効です。

フリクション

C4などのラバーより硬い(すべりやすい)ラバーがはられています。このあたりは好みが分かれる部分だとは思いますが、過度なフリクションだとシンハンドでクラックに手を押し込みにくくなるイメージがあるのでこのくらいでいいのかなと思ったりします。インチキだ〜って言われにくいしねw

気になるところ

耐久性

今回CRACK GLOVESは荒い花崗岩で2日間使用したものを借りたのですが、耐久性に疑問符が付く状態でした。

ベルクロの折返しホールに亀裂

この部分は最も力が加わる部分なので、メーカー側でも厚めの樹脂をラバーとシンセティックレザーで挟み込むなど補強をしています。しかし今回は早くも樹脂が割れていました。このホールが壊れるとグローブ自体が使えなくなってしまう可能性が高いので買ったらば何かしらの方法で補強しておいたほうが良いかもしれません。

ラバー捲れ

シンセティックレザーとラバーの接着面も捲れていました。このあたりは接着技術を持っていれば気にならないのかもしれませんが、再接着はそれなりに面倒くさいのでできれば長持ちしてほしいですよね。。。

テーピングっぽいジャミンググローブがコンセプトのようですが、汚れやすい色はいまいちな気がします。テーピングは使い捨てだけどジャミンググローブは何回も使うからもうちょっと汚れが目立たない色だったら良かったな〜と。。。

日本には販売店がない

BDなんでロストアロー扱いなんですが、どうも入荷する予定はないみたいです(噂)なので海外サイトから購入することになるのですが敷居が高いですよね〜試してから買いたいですよね〜

ちなみに私の手のサイズでMが適正でした。

今だったら欲しがる人が多いと思うから悩んだ前後のサイズを購入してサイズ合わなかったものはそのまま誰かに売るのが正解かもしれません(2020年12月時点での話です)

英語の壁を頑張って乗り越えましょうw

まとめ

今からジャミンググローブを買うならこいつを買え!
でも私はテーピングが好き♪

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