06 オフフィンガーの科学

指はスカスカ、でも指の第三関節は入らない。。。そんななんともやるせないサイズです。

オフフィンガーは細い系クラックの最難サイズで高グレードが付きますが、人によって指が太かったり手のひらが薄かったりするとフィンガーやシンハンドになるのでクラックをよく観察してちょっとでも広がっている(狭まっている)ところを探してオフフィンガーを回避するのがおすすめです。

それでも難しいルートだと出てきます、オフフィンガー・・・オフフィンガーサイズのクラックで使える技術は多岐にわたるのですが、どれも決め手に欠く不安定なものです。ジャミングのようなそうでないような・・・足を交えてごまかしながら登っていく、そんな技術をなるべくかんたんに書いていきたいと思います。

逆手フィンガーの状態から頑張ってねじって止める

普通の逆手フィンガージャムのようにクラックに指を入れてねじっていきます。

クラックの幅に余裕があるのでスカスカするのですが一定以上指をねじると指が重なってなんとなく保持できるようになります。

私の場合人差し指と中指を重ねてそれがずれないように薬指と小指で上から押さえつけるようにしています。

順手で指を曲げてなんとか止める

アームバーの指バージョンです

指先と第二関節と第三関節で上手くオポジションを作るのが肝なのですが、第三関節は手のひら側に押し付けるパターンと手の甲側に押し付けるパターンがあります。

これはクラックの傾きや体制の持っていき方で自然にそうなります。

手のひらを横にして中指を突っ込んで見る

人間の指は大体の場合横長なので縦に入れるよりも横に入れたほうが幅が広いのです。
なので縦ではスカスカするサイズのクラックでも横に入れて第二関節を曲げて筋肉をふくらませると多少効かせることが出来ます。他のジャムもそうですがクラックの形状をよく観察して狭まっているところに決めるのがポイントです。曲げた第二関節をクラックに入れるために必然的にアッパーカットのようなムーブになります。

古い人はコブラクラックの動画を思い出すかもしれませんね!

親指も突っ込んで見る

当然ですが親指は他のすべての指よりも太いので他の指でオフフィンガーでも親指は決まることが多いです。ただしムーブを起こすことが困難なのでレストやプロテクションセットなどその場に居続けるときに使用します。

カチ持ち+親指の片手おボジションで耐える

力技ですが垂壁くらいだとかなり効果があります。

筋肉をクラックのヘリに引っ掛けてレイバックミックスで登る

第2関節と第三関節の間にある筋肉の膨らみをクラックのヘリに引っ掛けてレイバック気味に登ります。

その筋肉を引っ掛けて横に体重をかけることで第二関節の甲側がクラックの内面に当たり力をセーブしながらレイバック混じりに登ることが出来ます。

エッジがシャープなクラックで有効です。

プロテクションが肝

オフフィンガーサイズはフットジャムもまだ安定しきらない事が多いのでスタンスがない限り足も不安定な状態になります。完全な正対だと登るのは難しいので体を傾けながら登ることが多いです。

このレイバックミックスの状態からプロテクションセットするとときが一つの核心になります。どうしてものときはメクラセットでも無いよりはマシかも知れませんが、基本的にはちゃんとクラックの内面を観察できるくらい頭をクラックの正面に持ってきたいところです。

レイバックから頭を正面に持ってくる体制を作るまでの動きはトップロープなどで安全を確保した上で技術習得をしておくと安全に高難度クライミングを楽しめる可能性が高くなると思います。

ジャミングの科学の最新記事8件